放課後等デイサービスの開業資金について

放課後等デイサービスの開業資金について

放課後等デイサービス(児童発達支援)を開業するにあたって、どれくらいの開業資金がかかるのでしょうか?

放課後等デイサービスは、訓練の場でもあることから、事業所として工夫を凝らした内装を求められるケースが多く、他の日中系サービスより、費用がかかることが考えられます。

→ 放課後等デイサービスの基本知識(放課後等デイサービスの起業・開業(指定)/運営)

イニシャルコスト(初期費用)

法人設立費用

法人種別にもよりますが、株式会社ならば25万円程度は必要です。

→ どんな法人で事業を始めるか?メリットとデメリットを考える。

 

物件の賃貸に必要な費用

敷金・保証金などの初期費用

賃貸料(50㎡から100㎡未満が望ましい)

  • 敷金・保証金は場所にもよりますが、50万円程度を想定(不動産業者への手数料含む)。
  • 賃貸料は、大阪などの都市部では、Max17万円までにする方が無難。最低でも指定時の1、2ヵ月くらい前からの賃貸契約となります。例えば、内装工事期間も賃貸しなければ工事はさせてもらえません。(当然空家賃が発生します。)
  • その他エリアでは、13万円以下までに抑える方が無難です。
  • プラス駐車場代も必要になります。
  • 事業用物件なので消費税もかかります。

【事業所の面積や立地などで、大幅に変動します。】

→ 物件の選び方とは?

→ 障がい福祉事業の設備基準とは?

 

物件の内装費用

運よく居抜きならば、出費は少ないが、スケルトンの場合は全面内装

空調、トイレ、各部屋の間仕切り

  • スケルトンならば200万~600万円程度。

【事業所の面積や導入設備で大幅に変動します。】

消防設備

自火報設置が必須の物件ならば、100万円以上

誘導灯、消火器設置程度の軽微なものならば15万円程度

【事業所の大きさや必要数などで、大幅に変動します。】

事務用品

事務机、テーブル、書庫、パソコン、FAX、プリンターなど

  • 30万円~60万円

光熱費

インターネット、電話工事

開通工事で3万円程度

訓練用具

事業所によって様々ですが、例えば壁にボルタリングを設置するなら、通常よりも高額になります(訓練内容で大幅に変動します。)。

その他

送迎用の車

  • 1台50万円~500万円

【新車、福祉車両の導入で大きく変動します】

シュミレート

品 目 費用
法人設立 25万円  (株式会社を設立)
物件賃貸 100万円 (家賃を15万と仮定。敷金・礼金と不動産会社への手数料と指定前2か月間の賃貸
内装・消防費 115万円 (軽微な内装100万、誘導灯あり・自動火災報知機なし)
備品・電話工事・訓練用具など 50万円
車両  100万円/台
合 計 390万円

まとめ

物件費は、立地・築年数・面積・間取り等で家賃が大きく変わります。内装費については、自身で行うことで限りなく安価に抑えることも可能ですし、業者によっても大きく値段が変わります。

消防設備も、誘導灯程度しか設置義務のない設置物件ならば安価で済みます。逆に自火報設置義務の物件は、費用の桁が変わってきます。

家賃や内装費が安いに越したことはありませんが、「立地が悪い」「内装が悪い」などで利用者の保護者が敬遠する可能性があるので、限りある開業資金の中でバランスを取ることが必要です。

 

ランニングコスト

シュミレート(3か月分)

上記イニシャルから3か月分のランニングコストをシュミレートします。

(3カ月間、利用者がなしの場合を想定します。)

モデルケース:平日営業で、定員10名の放課後等デイサービス。管理者兼児発管1名、児童指導員等2名の合計3名でスタート。

 品目  費用
家賃 45万円

(家賃15万×3か月)

人件費  

210万円

3名の給与合計が70万円/月と仮定。

3カ月で210万円の計上となります。

光熱費 4万5000円

1カ月1万5000円×3

営業費や雑費 30万円
合計 289.5万円

まとめ

上記シュミレートでは、イニシャルコストと3カ月のランニングコストの合計が、約680万円程度となりました。(内装・消防工事がなく車両も現在あるものを使用する場合は、約460万になります。)

放課後等デイサービスの利用者が初月から定員に達することは、なかなか難しいですので、まずは3か月分の出費を想定しました。

もちろん、立地にもよりますし、マンションや一軒家でしたら、内装代等への出費は大きく抑えることが可能ですし、開業初月から利用者が数名利用することで、これほど必要ということはないかもしれません。

ですが、事業には何があるか分かりませんので、750万円以上を開業資金として推奨しております。

 

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