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運営のQA(グルホ編 食費・光熱費・日用品費などの疑問)
Contents
障がい福祉事業の共同生活援助(グループホーム、グルホ)の食費・光熱費・日用品費などの疑問をQA式で説明します。
Q 食費、光熱水費、日用品費等で赤字が続いていますが、どうしたらいいですか?
A 食費、光熱水費、日用品費等とは
グループホーム(共同生活援助、障がい福祉事業)は、下記の食費、光熱水費、日用品費等などを利用者から徴収することができます。
食費 | 利用者の食事に関する費用になります |
光熱水費 | 利用者の居室の光熱費や入浴や炊事などの光熱水費など利用者が利用する光熱水費が当てはまります。 |
日用品費等 | 生活の中で利用者が使用するトイレットペーパー、洗剤などの消耗物品などになります. |
グループホームを運営している場合は食費、光熱水費、日用品費について、赤字になるという話を聞くことがありますが、指定時に、これら金額について想定よりも実際の費用が高くなってしまったことが原因となります。
そもそも食費、光熱水費、日用品費は運営規程に記載されており、記載されている以上の費用を利用者から徴収することはできず、不足があるからといって不足分を利用者から徴収することが
できません。
これらの金額を変更する場合は、運営規程を変更する必要があります。
➡ 但し、変更には利用者に説明をし同意が必要になってくることに注意が必要です。
食 費
食事はホームで 完全調理をする場合(材料も世話人等が買物に行く) と 配食サービス を利用する場合があります。
配食サービスも
- ①材料が配送され、調理説明書に従って調理するタイプ
- ②調理され冷凍等されたパックを湯煎等をするタイプ
- ③お弁当タイプ
に大きく分けられます。
お弁当タイプは食費計算をしやすいのですが、ホームで完全調理する場合は買置きなどで食費計算が少ししにくいという部分があります。
利用者が生活保護費をもらっており、なかなか食費を上げられないという場合は、現在の食事提供方法を考えてみるというの手もあります。
完全調理や上記①はコストが高くなる傾向にあるので、自社での完全調理と配食サービスを日によってミックスしたりするなどがあります。
また、利用者が食事をキャンセル(欠食)することのないように、食事が必要かどうかの有無について、しっかり週単位などで確認しましょう。
注意点
ホームでご飯を炊く場合、お代わり禁止や量を減らすることで節約を図ることは可能か?
- 虐待にあたるケースもあります。節約目的ではなく、利用者の健康状態等のケースによって可能な場合もありますので、医師や行政としっかり協議することが必要です。
光熱水費
利用者が生活保護費をもらっており、光熱水費の値上げについて難しい場合、節電節水を行うことでしのぐ必要があります。
- エアコンの設定温度を1℃上下する
- 特に冬場での電気代がかかる暖房機器を節電のものに入れ替える
- 使っていない部屋の電気を消す
利用者の協力が必要なことも多いですが、自立のための訓練ともいえる部分もあるので、しっかりサポートしていきましょう。
日用品費等
トイレットペーパーや洗剤などが該当します。特売品やセールの際にまとめて買うことで経費を浮かせましょう。
個数の管理もしっかりしていきましょう。
Q 食費、光熱水費、日用品費等で黒字になっていますが、利益にしてもよいですか?
食費、光熱水費、日用品費等で利用者から徴収した額が実際にかかった食費等の額を上回った場合、精算後に返還する必要がありますので、利益とすることはできません。
食費、光熱水費、日用品費等は定期的(少なくても1年に一度)に精算を行う必要があります。
参 考
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